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ペ ル セ ウ ス ( P E R S E U S ) S D R 受 信 機 導 入 の 個 人 的 記 録 ( 6 )

は じ め て の 月 曜 早 朝 「 総 録 り 」 ワ ッ チ


■ はじめての月曜早朝「総録り」ワッチ -

ペルセウス導入後はじめて、月曜早朝の帯域受信記録(総録り)に挑戦してみました。^^

って、お気に入りのテレビ番組を録画するかのようにただREC(録音)ボタンをクリックして休むだけですから、難しいことは何ひとつありません。(笑)

せっかくの月曜早朝、ターゲットはもちろん中波帯です。^^

このペルセウス、最大1600kHzの帯域をそっくりそのまま「記録」出来ます。中波帯がスッポリ収まる幅です。これが「総録り」の所以です。

しかしその場合、驚くべきことに、僅か5分間で2.3GBものHDD容量を消費します。単純計算で、1時間におよそ28GB。00時から06時まで6時間記録したとすると、何と約165GBものスペースを食ってしまうという大食漢です。(笑)

私のモバイルPCは空き容量が60GB程度しかなく、さすがにこれはタマりません。

記録する帯域幅は、1600, 800, 400, 200, 100kHzと選べます。欲張らず、今回は1360~1560kHzの200kHz幅としました。

200kHz幅では、15分ごとに1つのファイルが自動生成されて行きます。サイズは1.3GB。1時間に4つのファイル、合計5.2GBという計算です。これなら6時間記録して30GBちょっとですから、私のPCでもまだ安心。200kHz幅といっても9kHzセパレーションの単純計算で22局が入るわけですから、かなりのものです。因みに、1つのファイルを何分ごとに区切るかは自由に設定出来ます。

あとはもう、ペルセウスが電波を一網打尽にしてくれるのを寝て待つだけ。。。

朝起きて確認すると、よしよし、指定フォルダには沢山のファイルが生成されています。23:55から15分ごとに、0, 1, 2, 3・・・と自動で番号がつけられていますので、0, 4, 8, 12・・・がそれぞれ、23:55~, 00:55~, 01:55~, 02:55~の受信音、つまりIDの出る確率が最も高い時間帯のファイル、ということになります。

1548kHzのDW・スリランカ中継、~01:00までが英語、その後はドイツ語です。早速「2」のファイルを呼び出して1548kHzに合わせると、むむむ、確かに同局の英語プロがしっかり録れていました。SINPO=44333。たいへん良好です。^^

ペルセウスのスゴイところは、こうして後で聞き直しながら受信モードを変えたり、フィルターのバンド幅を変えたり、NOTCHやPBTを駆使して混信局を切ったり・・・その時点の受信環境をそっくりそのまま再現して、いくらでもワッチのやり直しが出来ること。

さすがにループアンテナの向きまでは変えられませんが(笑)、ALA-1530S+などの非同調アンテナなら、受信周波数ごとに同調させる必要もありません。

受信局にいきなり混信が被ったり、ちょうどIDのタイミングでフェーディングの谷に沈んだり、なんてことはよくあります。設定した帯域をくまなく記録してくれるこのペルセウスなら、仮にその周波数がダメでも別のところで思わぬ局が録れていたり・・・なんてこともあります。

1548kHzから下に移動すると、1422kHzではドイツ語(恐らくDLFでしょう)に加えて、タイ語のようなアジア系言語局がこの日も混信していました。これはどこでしょうね。

そんなこんなで、はじめての「総録り」は成功も、あとは「解析時間の確保」が最大の課題となりそうです。受信ファイルは、勿体ないからといってあまり溜め過ぎない方がいいかも。一通り解析して必要な部分だけ残したら、あとはどんどん処分します。ファイルのサイズもGB単位ではそう簡単にすべて保存というわけにも行きませんから、欲張らず。。。 

しかし、これ、海外に連れ出したりするとかなりスゴそうですね。フィリピンでローカル中波局をワッチしたいものです。

取りあえず、320GBのポータブルHDDをゲットしました。意外とお金も掛かります。(笑)

《 2009.1.26 記 》

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