ホーム ペルセウス(PERSEUS)SDR受信機 > 導入の個人的記録 (7)


ペ ル セ ウ ス ( P E R S E U S ) S D R 受 信 機 導 入 の 個 人 的 記 録 ( 7 )

ペルセウスが提起する「グレーゾーン」  - やっていいことと、よくないこと


■ ペルセウスが提起する「グレーゾーン」 - やっていいことと、よくないこと -

先日のオフ会で出た話題より。

ここまで広くネットが普及した今日、「掲示板やブログをリアルタイムでチェックしながらのワッチ」はかなり一般的になっていると思われます。

掲示板に「○○kHzでララ局が良好に入感中!」という速報が流れます。それを見てすかさず、ダイヤルを合わせます。おぉ、確かにうちでも入っている。初受信。よし、レポート書くぞ。やった、ベリカード、ゲットー!

これはもう、日常的によくあるケースでしょう。

一方、ペルセウスの場合を考えてみます。

まず、中波帯全域を「記録」して就寝します。朝、起きると「総録り」は完了しています。

出勤途中、インターネットの掲示板をチェックします。すると、「○○kHzで02:59JSTにララ局のIDを確認」という情報が出ていました。

なるほど、、、  これを基に、帰宅後、HDDに収録しておいた記録データを遡って解析します。

うむ、確かにそのタイミングでIDが出ていました。ララ局に間違いナシ。

更にプレイバックすると・・・その20分ほど前にf/inしていることが判明。02:39の部分から聞き返して「ログ」を取り、レポート作成。数日後、めでたくベリカードをゲット。。。

自分のロケーションで、受信そのものはしている。他人の受信記録を丸写しして受信報告書を書いた、というわけではない。確かに、自分の耳で聴いてレポートしている。入感情報を参考にはしたが、それ以外はすべて自力でログを取っているし、確認作業も行っている。

でも、少なくとも(ララ局の入感を)「自分で」見つけたことにはならない。中波帯を「総録り」しておいて、入感情報を基に後からポイントだけ聴き直す、という行為の是非はどうか。という点です。

また、こんなケースも。。。

仲良しのAさんとBさんが、ロケーション抜群の海岸でペディを決行!  そのときの受信ファイルが、インターネット上にアップされたとします。

この場合、ノイズレスの素晴らしい受信環境が(実際はその場所に行っていなくても)まったくそのまま再現されることになります。

Cさんが自宅でこのファイルをダウンロードしてじっくり解析したところ、Aさんはおろか、その場に居合わせたBさんですら気づかなかった超珍局が微弱ながらも入感していることを「発見」しました。

さて、ここでCさんが受信報告書を書くことの是非は???

ポイントは -

Cさんはその場所に居合わせたわけではないが、入手した受信ファイルを独自に解析して、受信者のAさんも、同席者のBさんも気づかなかった超珍局を「発見」した。
つまり、「発見者」はCさんである。
ただ、「受信者」はあくまでAさん。
「発見者」は「受信者」になり得るのか。
自分自身で受信したものではないが、その超珍局自体は確かに日本で「受信」されたものである。

ペディションに行ったAさんもBさんも気づかなかった局を、自力で見つけ出したわけだから・・・許される???

いやいや、やっぱり・・・ね。(難)

しかし、もしこれがダメと言うなら、例えば実際にそのペディションに行ったAさんとBさんが(効率化のため)手分けして違う周波数帯を「記録」し、後日お互いのファイルを「交換」した場合はどうなるのでしょう?

相手からもらったファイルに記録されていた局を後日聞き直して受信報告書を作成する、というのはいいのかな。実際にその場所にいたAさんとBさんならよくて、いなかったCさんはダメなのか???

何だか、よくわからなくなって来ました。。。

今までになかった概念の受信機を目の前にして、いろいろな「疑問」を抱いてしまう今日この頃。 アルコールが入るとなおさらで、議論は白熱?したのでした。^^

《 2009.1.23 記 》

導入の個人的記録 〜 (6) 「はじめての月曜早朝『総録り』ワッチ」に戻る

導入の個人的記録 〜 (8) 「驚愕のリモート受信(導入編)」に進む





 
© 1998- ATLANTA DX ONLINE by AR7030PLUS - ALL RIGHTS RESERVED