ホーム > ベリカード・コレクション ベ リ カ ー ド ・ コ レ ク シ ョ ン ■ ベリカードとは? 「ベリカード」は、英語のVerification Card(ベリフィケーション・カード)の略語です。日本語では「受信確認証」などと呼ばれています。海外では通用しません。 レター形式のものもあって、これは「ベリレター」などと呼ばれます。Verification Letter(ベリフィケーション・レター)の略語です。これも、海外では通用しません。 ラジオやテレビの番組を聴取、もしくは視聴して放送局に受信報告書を送付し、その内容が正しいものであると確認されると、任意で発行していただけるモノです。 発行はあくまで任意、善意ですから、受信報告書を送付しても発行していただけないことがあります。ポリシーで、もともと出していない放送局もあります。 これを集めて悦に入っている老若男女が、世の中には少なからずいます。(笑) 私も、そのひとりです。もうかれこれ、40年近くこんな趣味を続けています。 以前、家族からは、「それ、一生懸命集めてナニになるの?」などと訊かれたものです。 いい歳したおじさんが国内外から届いたカードを眺めてニヤニヤしているのだから、「薄気味悪い!」と思われるのは当然かも知れませんですね。 売れるものではないし、換金出来るものでもない。ナニにもなりません。 ベリカードは、受信報告書を出した本人宛に発行されるものです。従って、その本人以外の方にとってはその価値がよく分からない、ということになってしまうようです。 価値観の違いによるものなので、いくら説明してもなかなか分かってもらえるものではありません。 私は、「ただの自己満足かな」などと答えています。 家族も、本人にとっては何やら大切なモノらしい、ということだけは分かってくれて、もう、それ以上は訊かなくなりました。奥方は、「よく理解は出来ないけど、ジャマもしないから」と言っています。 自分だけの「閉じた趣味の世界」。それだけでもう十分・・・といったところです。(笑) ■ 集めてナニが楽しいの? この質問に対する答えは十人十色です。 ここでわたしが、これが楽しい、あれが楽しい、などと説明しても、その受け取り方は人によって異なります。自分として思っている「楽しさ」について、他の方に共感や同意を求めてもあまり意味はありません。 あくまで趣味なので、楽しいからやる、集めたいから集める、というだけ。 全く答えになっていませんね。(笑) 私の場合は、強いて言えばこれまで、少しでもC/H(Countries Heard)、C/V(Countries Verified)を増やすことを目標にやっています。 近年、短波放送はすっかり衰退してしまい、珍カントリーの多くはもはや、現地まで行かなければゲット出来なくなってしまいました。 米国在住時代、フロリダから、カリビアンクルーズでカリブの小国をあちこち回りました。これで新カントリーを一気に稼いだのですが、そのようなことも含めていいモチベーションになっています。 で、「それのどこが楽しいの?」と言われても・・・ やっぱり、「ただの自己満足」としか答えようがないのです。 まぁ、それが趣味というもの、なのかも知れませんですね。 ■ ハマったきっかけは? 今は昔、40年ほど前・・・1982(昭和57)年に遡ります。当時、中学1年でした。 たまたま同じ学校の部活に友人・Bさんがおり、何かのきっかけで、ラジオ聞いて放送局に受信報告書ってのを送るとその御礼にベリカードをもらえる、などと教えてもらったのが始まりです。(← 記憶曖昧) その後、自宅にお邪魔してその「ベリカード」とやらを見せてもらい、すっかり心を奪われてしまったのでした。つまり、BCLを始めたきっかけはズバリ、「ベリカード欲しさだった!」ということになります。(笑) そこで、自宅にあったラジカセでモスクワ放送を受信し、数日おきにレポートを出していました。当時、確か、ソ連向けエアメールは1通170円だったと記憶しています。小学生時代は切手収集が流行り、自分もご多分に漏れずハマっていました。そのとき集めた記念切手が、見る見るうちに少なくなって行ったのでした。(笑) 今のようにネットなどなく、見知らぬ外国からエアメールが届く、というだけでエキゾチックな気分に浸っていたものです。郵便配達のバイク音、自宅の郵便受けをチェックするときのワクワク感(何も入っていなかったときのガッカリ感?(笑))、封筒に貼られている色鮮やかな切手、、、すべてが懐かしい想い出です。 この歳になって当時の感動はやや薄れてしまったかも知れませんが、それでも、これまでコツコツ集めて来た数千枚のカードやレターは宝物です。カントリーも200近くになりました。 今となってはもう二度と手に入らないモノもあって、所有欲?を満たしてくれたりもします。 この歳になっても、趣味を楽しんでいるときは当時のラジオ少年のままなのです。(笑)
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